「まぁ私の三津だからね?私からの好意以外

「まぁ私の三津だからね?私からの好意以外は蔑ろにされて当然だけどね?でも沖田君は不憫に思えたなぁ。」


 


 


桂は吉田が不憫でならないと言っていたのを思い出した。


 


 


「おっ……沖……。」 <a href=https://cutismedi.com.hk/expert/10/BOTOX%E5%8E%BB%E7%9A%BA%E9%87%9D style=color:#222222;text-decoration:none;>【BOTOX 去皺針】2-7天消除動態紋 - Cutis</a>


 


 


その名を出されて三津はあからさまに動揺した。三津も三津で思い出したのだ。店の客達に“沖田の兄ちゃんもみっちゃんの事が好きやのに”と言われた事を。


 


 


「あー,稔麿が言ってましたね。沖田も三津と出掛けたかったのに,宗太郎君の所へ遊びに行こうと言われたのが不憫で仕方ないと。」


 


 


『小太郎さんよく覚えてるな……。』


 


 


もう記憶の片隅に追いやられ,忘れ去られる寸前の物を出してこられて三津はもう黙り込んだ。


 


 


「私もそれは可哀想にと思ったよ。


だが小太郎,一つ気になる事がないかい?稔麿の真っ直ぐな求婚ですら冗談と思って取り合わなかったのに,斎藤君の求婚はしっかり本心と理解してるのがどうも腑に落ちなくてねぇ。」


 


 


「そうですねぇ。自分はみんなから好かれてると言う自覚はないのに斎藤一から愛されてるのは自覚してるって……納得いきませんよねぇ?」


 


 


二人のやり取りを縮こまりながら聞いている三津に二人は笑顔で圧をかけた。


 


 


「ねぇ。」


「何で?」


 


 


『こう言う時だけ息ぴったりやな……。』


 


 


この尋問からは逃げられないと悟った。三津は長い溜息をついて正直に思う所を話し始めた。


 


 


「斎藤さんに関しては吉田さんが亡くなった後って言うのもあったし,斎藤さんは色恋に関しての冗談を言う人ちゃうかったし……。」


 


 


冷静と言うかぶっきらぼうと言うか,いつも通りの落ち着いた言い方なのに,照れから顔を赤くしながらも伝えてくれた姿に疑いの余地などなかった。


そしてそれを思い出すとこちらまで顔が熱くなる。


 


 


「思い出して照れとる。なんか腹立つなぁ。」


 


 


入江は横から三津の頬を引っ張った。


 


 


「話した事はないから彼がどう言う人間か分かり兼ねるが印象的に律儀で誠実で三津にお似合いと思われるのが腹立つなぁ。」


 


 


桂はにっこり微笑んだまま早口で流れるように吐き捨てた。


その姿にまだ夫婦ごっこを根に持っているのだなと,頬を引っ張られたまま三津は思った。


 


 


「でも斎藤さんの気持ちに応える事はなかったしこの先もありません。」


 


 


無碍にしたつもりはないが傷つけたのではないかと,それだけは心のどこかで引っ掛かっていた。


 


 


「でも斎藤一は自分は諦めは悪い方だと言い残したんやろ?サヤさんに聞いた。京に戻ったら斎藤一にだけは遭遇させたくないわぁ〜。」


 


 


『サヤさんっ……!』


 


 


何て余計な事を言ってくれてるんだと目眩を起こしそうになった。


 


 


「斎藤君もだが土方君とて諦めてはいないと思うよ。彼もしつこいし何せ小姓にまでして傍に置いたぐらいだからね。屯所内で異性と同室なんて有り得んだろ。公私混同も甚だしい。」


 


 


『うわぁ……根に持ってはる〜……。』


 


 


私だって同室なんて願い下げだったがあの時は選択肢がなかったんだ!と訴えれば納得してもらえるか……それは否。だから三津は黙り込む。


 


 


「まぁどんなに三津を手に入れたくてももう私のモノだから諦めてもらう他ないけどね。」


 


 


「だから尚の事貴方を始末しに来るんじゃないですか?」


 


 


「確かに。」


 


 


桂は悠長に笑ってるが三津は笑えなかった。


 


 


「始末って……。笑ってる場合やないでしょ……。」


 


 


三津からすれば長州での暮らしが平穏過ぎて以前の不安や恐怖が薄れていたが,京と言う場所は何が起こるか分からない。


 


 


「心配してくれてるの?大丈夫だ。君と生涯添い遂げる気だから。


あー……でも私を始末して得をする人間がもう一人居るなぁ……。」


 


 


「……?沖田さん?」


 


 


三津がきょとんとして桂を見上げると静かに首を横に振り,その目はちらりと三津の横を見た。


 


 


「あー。その手を使っていいならば……。」


 


 


入江は満面の笑みで柄に手を掛けたが桂も余裕の笑み。


 


 


「私が君に負けるとでも?」